中国(上海)定期航空路開設に関する
現状と今後の取り組みについて

「平成14年12月11日に設立された島根県議会中国(上海)定期航空路開設促進議員連盟会長として、中国定期便実現に向けて積極的に取り組みます」



@経過


・平成14年5月13日  中国西北航空公司副社長より知事表敬訪問の際、
               出雲〜中国定期航空路線開設を提案

・平成14年6月4日   島根県商工会議所連合会等の経済5団体が、
               知事に対して出雲空港と中国(上海等)との国際
               定期航空路線の早期開設を要望

・平成14年7月18日  全国知事会議を機会に石川県の谷本知事と
               両県知事対談を行い、中国との国際定期航空路線
               開設へ向けて連帯して取り組むことで合意

・平成14年9月27日  中国民間友好人士訪日代表団の知事表敬時に
               国際的航空路線の開設についての協力依頼。
                 これに対し、許総団長(中国全人代常任委員会
               副委員長)が、「実現に協力したい」と応答




A現在までの取り組み状況

      ・中国路線を有する他県(広島県・岡山県)、中国路線開設を
       検討している他県(石川県・青森県 山形県・香川県)との連帯
       可能性調査を実施。

      ・平成10年度以降の諸事情の変化を踏まえ、平成10年度需要
       予想の補完・更新調査を実施中(14年12月中旬完了)

      ・石川県の小松空港とのバウンド運航での試験的チャーター便の
       運航に向け、関係者と調整中。




B平成14年度の試験的バウンドチャーター便計画


     一、運航形態
                ・往路    出雲→小松→上海
                ・復路    上海→出雲→小松
         (往路の出雲空港乗客の小松ステイは航空機内、同じく復路の
          小松空港の降客のステイは出雲ステイは航空機内)

     二、運航予定数
                1回 (平成15年3月23〜26日を予定)

     三、運航会社
                中国東方航空公司

     四、使用機材
                A319(座席数119席)

     五、チャーター形式
                ITCチャーター、
               (用機者:JTB松江支店と金沢支店がそれぞれ集客)




C平成15年度以降の取り組み


                ・第一段階(バウンド運航を含むチャーター便の運航促進)

                ・第二段階(プログラムチャーター便運航の取り組み)

                ・第三段階(定期路線開設の取り組み)




D現在の取り組み状況


      ・防衛庁及びCIQ機関との協議・調整(基本的には了解済み)
    
      ・石川県及び中国東方航空と来年度のチャーター料金及び運航本数・
       日程について協議・調整中




E今後の取り組み


      一、チャーター便運航に係る主な課題

          ○防衛庁(小松空港における条件)
              ・離発着時間は自衛隊小松基地の訓練時間外とすること。
              ・土曜日曜とすること
              ・平日は月、火以外の17:30以降とすること

          ○CIQ機関(出雲空港における条件)
              ・離発着時間は、勤務時間内にすること。
              ・土曜日曜祝日は避けること
              ・平日においても、10:00〜15:30とすること
              ・米子空港の定期便に係る業務の支障にならないこと


       二、今後の活動

          ○チャーター便運航による需要喚起
          ○エアポートセールスの実施
              ・中国政府(民用航空総局国際合作司)
              ・中国東方航空公司
              ・国土交通省航空局国際航空課
          ○CIQ機関の設置の要望
              ・税関(組織的には設置済み「境税関支署出雲空港出張所」)
              ・出入国管理事務所
              ・検疫所、植物検疫所、動物検疫所