日本のがん医療水準向上に向けた要望書
本文へジャンプ 4月12日 
 4月12日、「ガンとともに生きる会」の佐藤愛子さんと一緒に上京し、小坂文部科学大臣へ要望書を提出しました。大臣へ提出した要望書は下記の通りです。



     

全国のガン各種団体の皆様と小坂憲次文部科学大臣と一緒に記念撮影





平成18年4月
12

文部科学大臣

小坂憲次 殿

 

 日頃より日本の教育・科学技術の向上におきましては、多大なご支援・ご配慮を賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、国による第3次対がん10か年総合戦略において、日本のがん死亡率を下げるという戦略目標に向かいグランドデザインを敷き道筋はつきました。

平成17年度内も、厚生労働省内ではがん医療水準均てん化の推進に関する検討会・未承認薬使用問題検討会が開催され、5月には厚生労働大臣を本部長とするがん対策推進本部も設置されております

しかし、がん医療の向上には、厚生労働省だけではなく、医師の育成や大学病院を管轄する文部科学省の更なる協力が必要と考えます。

このように国を挙げてのがん対策の確立が急務であり、それを担う文部科学省の役割はとても大きいと国民は考えています。

よって、日本のがん医療の向上のために、医学教育と研究の分野を担う文部科学省と治療を担う厚生労働省の連携を一層密にし、あらゆる分野で一体となり日本のがん治療水準の向上施策を推進する、国民本位の政策の1日も早い実現を要望いたします。

がん患者は一日一日を辛い思いをしながら、新しい治療法が確立されることを夢に見ながら過ごしています。このような全国のがん患者の意気込みと願いを勘案し、出来ることから速やかに、そしてがん患者が生きる希望をつなげるような政策の実現を要望いたします。     

 


                   要 望 事 項

                                       

1厚生労働省と文部科学省との連携強化

2がん拠点病院へ特定機能病院81施設の加入

3がん治療専門医・がん専門看護師など専門職育成の推進

4大学病院の医療成績などを公表する情報提供体制の整備

5義務教育でのがん対策・がん予防知識の充実