1.小規模店舗の売上予測とは? |
- 現状の売上予測は突き詰めれば勘がたより
- 大規模店舗(売場面積が約1,000m2以上)の売上予測に関しては、予測値と実際値の相関係数が普通で0.95以上となる手法が幾つか存在します。
一方、小規模店舗(売場面積が約500m2以下)の売上予測に関しては精度の良い手法はありません。今回のモデル事業の目的は、島根大学との共同研究にてこの様な現状に対し、科学的・論理的な手法を開発することにあります。
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- 売上予測の目的は適切な経営指標を与えること
- 企業経営で最も大事なことは、「適正な利回り」を確保すること。
適正な利回りは、総投資額における固定費・変動費の適正化が重要となります。
そしてその前提として、まず「適正な売上数値の把握」=「妥当な売上予測」が必要となります。
妥当な売上予測とは、誤差・危険率を把握した裏付けのある予測値のことです。
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- そして努力の結果が出やすい場所を選ぶこと
- 売上予測・立地研究とは、別の見方をすれば店舗が売上を伸ばすのに、伸ばしやすい条件を備えた場所はどこかを判定することです。
街の中で通りが同じでも光っている店もあればそうでない店もあります。
それは、商品の魅力・人の魅力が影響しているからです。
しかし場所によって店の構えによって、いくらその様な努力をしてもなかなか効果の出にくい立地・店の顔があります。
なるべくなら効果の出やすい条件で努力する方がいい。
それぞれの関係は、下図の通りです。
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