「抗がん剤治療専門医の育成等」に関する意見書
 9月定例県議会最終日(10月2日)、県内でも専門的ながん治療が受けられる環境づくりのため、不足している専門医の早期育成などを国に要望する意見書を傍聴に訪れられた県内のがん患者と家族約70人が見守る中、可決しました。

               
                        (傍聴席の風景)




 去る8月28日には江口島根県副知事へ請願書(要望書)を提出し、その後宮隅県議会議長のもとへ、東京都内の同じ専門医から治療を受けている患者、家族でつくる「癌(がん)と共に生きる会島根」の佐藤均さん(55)=出雲市在住=ら4人が、県民2万6075人の署名を添えて請願書を提出しました。

                 
                        (江口副知事へ要望書提出)




                 
                   (江口副知事へ現状説明と要望活動)




                   
                 (宮隅県議会議長へ26075人分の署名簿提出)




                     
                 (「癌と共に生きる会島根」代表佐藤さんが
                  宮隅県議会議長へ請願書と署名簿を提出)



 県議会は、請願書を全会一致で採択した後、内閣総理大臣、厚生労働大臣らに提出する意見書を可決。

 宮隅啓議長は、議会後、中国5県議会の議長会で取り上げ、国に働き掛ける考えを示した。




 多くの患者、家族らと県議会を傍聴した佐藤さんは「患者、家族の声が届いたのはうれしい。しかし、2人に1人ががんに冒される時代、県民、国民の問題でもある。広く関心を持ってもらえるよう、関係機関への働き掛けを続けたい」と話していらっしゃいました。




 ・抗がん剤治療専門医の早期育成について  【請願書】
       

 ・抗がん剤治療専門医育成等に関する意見書  【県議会】


 ・抗がん剤治療専門医育成等に関する意見書 
 【衆議院議長・参議院議長・内閣総理大臣・厚生労働大臣・文部大臣





   ○ 今後、県議会といたしましても、早期実現のため全力で取り組んでまいります。